都内某所-厳重管理なアヘン法により栽培が禁止されているケシ花畑

ここは都内某所のケシ花畑

刑務所のような厳戒態勢で管理されている”ケシの花”を見に行って来ました(柵の外からですが)

 

柵の外からだと見えづらいのですが、拡大すると、右の方にはまん丸とした立派なケシの実がついています

3cm〜5cmくらいの太った楕円形をしています

このまん丸の実に傷をつけて、出てきた汁から作るのがアヘン

それを精製したものがヘロインになります(たぶん合っている・・)

ケシの花は、園内にある栽培試験区という処で作られています

柵は二重になっていて、上には蛇腹のようなトゲが敷かれていて、赤外線監視装置も設置されています

また、柵内には様々なケシが栽培されています(センター引用)

東京都健康安全研究センター

ケシ(一貫種)

栽培を禁止している法律:あへん法
花期:5月上旬〜中旬

アツミゲシ

栽培を禁止している法律:あへん法
花期:4月下旬〜5月中旬

ハカマオニゲシ

栽培を禁止している法律:麻薬及び向精神薬取締法

花期:5月上旬〜下旬

アサ

栽培を禁止している法律:大麻取締法
花期:9月中旬

日本では、ケシの花は非日常の光景なので「面白い、珍しい物を見た」程度の感想しかありません

まあ、でっかいポピーか・・程度です

しかし、世界のケシ栽培事情は違っています

現在の世界最大のケシ栽培大国は

アフガニスタンとされています

行く人はまず居ないと思いますが、

現在、外務省ではアフガニスタンへの渡航は全地域でレベル4”退避勧告”が設定されています

米国CNN報道による国連薬物犯罪事務所(UNODC)の統計では、

アヘンの生産額は年間30億ドル(約3200億円)にのぼり、近年の武装勢力の台頭に比例し、急激な増加傾向にあります

日本では、麻薬は”絶対悪な存在”で間違いないと思いますが、

アフガニスタンのような戦禍の国においては、かならずしも

”麻薬撲滅=国が安定する”という訳でもなさそうです

麻薬の収入は武装勢力やテロリストの収入源になるとともに、農民にとっての生活の糧でもあるからです

The BBC’s Justin Rowlatt reports on the scourge of opium in Afghanistan

アフガンの貧しい農民は、農作物の販売だけでは生きていけないため、大麻を採集し収入を稼いでいます

農民自身も麻薬中毒者になるリスクを分かりつつも、家族を養うためには仕方がないと言います

国としても麻薬大国であることには危機感があるようで(政府が管理している土地で見て見ぬふりをしている地域もある)、アヘンに変わる収入源を助成金として農民に与えています

しかし、過去には、アヘンに変わる農作物として、綿の栽培を促したこともあったそうですが、

政府の買い入れ金額と助成金では生活が成り立たないため、農民はまたアヘン栽培に戻ってしまうようです

アヘンの農地はアフガン南部が最も広大で、8万ヘクタール(東京都の面積が約22万ヘクタール)

Helmand province, which has seen a resurgent Taliban presence, is the single largest producer, with more than 80,000 hectares of poppy cultivation.《Afghanistan opium production up 43% – UN drugs watchdog》 by BBC

また、アヘン栽培に携わる農民の数は、100万とも300万人とも言われています(隠れ栽培者がいるため正確ではない)

農林水産省による平成28年の日本の農業就業人口は約192万人なので、日本の農民が全員アヘン栽培者のようなものです

ちなみに、アフガニスタン中央統計局によるアフガニスタン・イスラム共和国の人口は、2,860万人です

Opium Production in Afghanistan at an All Time High The LipTV

youtubeにアップされているアヘン問題には、欧米諸国と武装勢力に対する様々な書き込みがされています

欧米諸国の武力侵攻が、この麻薬問題を悪化させている

米国が、軍事産業拡大のために故意に紛争を作り出してアヘン問題を助長している

アヘン栽培自体は違法ではなく、モルヒネなどを精製させて、巨大農業会社が利益を独占していることが違法なのだ

など、様々な意見があるようです

日本で見るとただの”ケシの花畑”ですが、

海外に目を向けると、”生きる糧”であったり、”武装勢力の収入源”であったり、”独占企業の利益源”であったりと様々です

以上

”都内某所-厳重管理なアヘン法により栽培が禁止されているケシ花畑”でした

ちなみに、ここは東京都の無料植物園なので、誰でも気軽に見学できます

おわり

スポンサーリンク
レクタングル(大)広告
レクタングル(大)広告

フォローする

スポンサーリンク
レクタングル(大)広告