簡単にまとめてみた都市直下地震で予測される『長周期パルス』とは?

NHKスペシャルの巨大危機Ⅱ

第1集「都市直下地震」で紹介された『長周期パルス』とは何なのかを調べてみました

大学の研究論文は数点あったのですが、どれも専門用語が多く、一般人でも分かりやすいような文章は掲載されていませんでした

そもそも、この長周期地震動という分野は、まだ国としての対策は日が浅いものです

文部科学省では、

2007 年から首都直下地震防災・減災特別プロジェクト「都市施設の耐震性評価・機能確保に関する研究」が開始されたばかりです

それというのも、日本で起こった過去の地震はほとんどが「 短周期型地震 」だったそうで、

これは周期が約0.5秒~2秒位の揺れを言います

一方、 長周期型地震 と言うのは、地震動の揺れの周期が約2秒以上の地震の事を言います

本格的に長周期パルスが観測されたのは、熊本地震で、この時には周期が約3秒ほどだったようです

南海トラフ級の巨大地震は大都市に甚大な被害を及ぼす」という報道を良く目にしますが、

近年はこの『長周期型地震が大都市の超高層ビルに及ぼす被害』が問題視されています

直近では

内閣府(防災担当)から平成29年6月29日に発表されたばかりの資料がありました

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長周期地震動とは何か?

○揺れが1往復するのにかかる時間(周期)が長い

約2-20秒の長い周期

○マグニチュード7以上で震源が浅い地震で卓越する

長周期地震動の主成分である表面波は、震源が浅い(地表面に近い)ほど大きくなる

○厚い堆積層がある大規模平野で揺れの継続時間が長くなる

関東平野などの大規模な平野や盆地は、柔らかい堆積層で覆われており、堆積層で長周期の波は増幅される

(経路に柔らかい堆積層が堆積していると、長周期地震動が効率的に伝わる)

○建物の固有周期※と地震動の卓越周期と近い場合に大きく揺れる(共振)

※固有周期:建物固有の揺れやすい周期

短周期の場合には、地震動による建物の揺れは、低い家屋の方が大きく揺れます

一方、長周期の場合には、

地震動による建物の揺れは、高いビルの方が大きく揺れます

こうして見ると、地震の揺れの周期が長い「 長周期型地震 」では、都市圏に集中している鉄筋コンクリートや鉄骨の超高層ビル、そして、超高層マンションにダメージが大きいことが分かります

あれっ?

免震構造 」だと大丈夫じゃないの?」

と思うかも知れませんが、

3~7秒程度と周期が長い「 長周期型地震 」が起きた場合には、

免震構造はかえって揺れを増幅させる可能性があるとも言われています

この辺りは、文科省の地震調査研究推進本部や内閣府の防災担当の検討会で研究中の段階です

国土交通省は、高さ60メートル以上の超高層建築物が「 長周期型地震 」に耐えられる様な指導をしているそうですが、

2007年から始まった程度の研究では、既存の高層ビルやマンションは被害は免れなさそうです

現在、特に注目されているのが、

大規模な堆積平野の関東平野、濃尾平野、大阪平野エリアです

この地域の堆積平野は、河川の堆積物などが厚く堆積した堆積盆地のため、ここの超高層マンションに住んでいる方はやばい層です

以上

簡単に『長周期パルス』をまとめてみました

国は南海トラフ発生までに検討会終わるのかい・・

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