ダンスでメスに求愛する蜘蛛 ピーコックスパイダー

peacokspider

Credit: Jürgen Otto

生息地と発見時期

その派手な衣装とダンスで、孔雀蜘蛛と名付けられたクモがいます

オーストラリアのみに生息するピーコックスパイダー

そのクモは、オーストラリアの奥地で発見されました

彼らと同じ種のクモは、すでに1800年代に知られていましたが、今も新しい種が見つかっています

ごく最近も、クイーンズランドの大学院生が、今まで知られていなかった「Sparklemuffin」と「Skeletorus」という2種類の新種を発見しました

直径はおよそ4mmから8mmほど。ピーコックスパイダーがまとう衣は、色彩豊かな青、赤、黄色

求愛行動

昆虫学者 ジャーゲン・オットーによる撮影

そんな彼らをもっとも有名にしたものは、その特徴的な求愛行動です

昆虫学者のジャーゲン・オットーは、特殊なカメラと驚異的な忍耐力で、2011年オーストラリア奥地にて、世界で初めて、このクモのダンスをフィルムにとらえることに成功しました

メスがオスを選ぶ基準

メスの蜘蛛がオスを選ぶ際の基準は、ダンスの上手さです

最も特徴的で精巧なダンスを踊ることが出来たオスが、求愛相手として選ばれます

オスはメスの注意を引き付けるために、特徴的な動きで体をビブレートし、四肢をふるわせ、魅力的なメスに対面すると、彼らのダンスはますます激しく、複雑になります

ダンスの特徴

ピーコックスパイダーのオスは、ムチのように一対の足を振り上げ、回し、くねくねと腰をふり、ダンサーのように踊り続けます

旗のように身体を持ち上げるフットワーク、空気を震わす振動と、鮮やかに色のついた対の鳥羽のような腹部フラップ

そして、メスがダンスを見てくれているとわかると、ますます彼らのダンスはヒートアップします

peacokspider

求愛行動の失敗

しかし、求愛に失敗すると・・・

メスに飛びかかられて、食べられてしまいます

カップルの成功率は低く、およそ20%以下。ダンスが上手くいかないと食べられてしまうのは、優秀な種を確保するため、無能なオスは不要と判断されるのかもしれません

昆虫学者のジャーゲン・オットーは「この素晴らしいミクロな世界が、世界中で有名になって欲しい」と願い、今日も蜘蛛を追いかけています

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