腐る野菜と枯れる野菜、どちらが本物の野菜か知っていますか?

「ほんとの野菜は緑が薄い」という本がありまして

著者は、河名秀郎(かわな ひでお)さんという自然栽培を長年実践している方です

何が書かれているかと言うと

本当の無農薬、有機肥料を使わない農業とはどういうものか?

という事が細かく書かれています

例えば、 『土』

「土」と言うのは、元々温かなものです。地球の内部の熱は土を通って地表へ運ばれます

カエルやヘビたちは、冬の寒い季節を乗り越えるために、この温かな土の中で冬眠をします

山へ行くと、木の根元にある土の斜面にピンポン玉くらいの穴がポコポコと空いていて、山の知り合いに聞くと、「その穴は蛇穴だぞ」とか言います

この本来は温かな土ですが、人間が不自然に手を加えた『土』は『冷たいのだそうです

土地は本来、微生物がモクモクと土を食べて、うんこをして、土に空気が入って、ほっくりかえって、温かくなります

ここに人間が手を加えるとどうなるでしょうか?『土に、必要以上に無駄な食べ物を流し込む。脂っぽい物ばかり食べる

すると

土も人間と同じで、血液の流れが悪くなり、肩こりや冷え性になる のだそうです

『地面を真っ二つにすると、肥料や農薬を一度でも使ったことのある土の中には、毒が溜まった冷たい土の層が現れる』河名さんは言います

この層が、毒をため込んだ冷たい滞留血液(流れが悪くなった血液)です

そのため、自然栽培を始める際にはまず、有機栽培を続けていた農地であっても、土から自然の形に帰さなければなりません

私は、以前は「有機栽培=化学肥料と違って安全」と考えていましたが、どうも違うようで

河名さんによれば、有機肥料の原材料には、動物のふん等の自然由来の素材が多く使われています

皆さんも私と同じように

『あれっ?自然なものを自然の中に入れて野菜を作るのだから、それで良いんじゃないかな。。』

と思うかもしれませんが、

本来、動物のふんや死骸などの高カロリー栄養素というのは、自然界にはそんなに存在するものではありません

確かに山に入って一番目にするのは、落ち葉や枯草、枯れ木ばかりです。葉の裏には虫たちが付いていますが、山全体に比較すれば、シカやイノシシなどの生き物が存在する割合はほんの僅かです

それなのに、動物由来で栄養満点の有機肥料を、ばんばんと土に撒くのですから、栄養過多な生態系を造っていることは間違いありません 

栄養過多な土地には、不自然に多い虫たちが発生し、不必要に多い雑草もバンバンと生えてきます

本来、肥料を使わないで野菜や果実を育てていると、虫は減っていくのがあるべき姿だそうです

そのため、河名さんはまず、土に溜まった毒を抜き、土本来の姿を取り戻すこと=浄化作用から自然栽培を開始します

河名さんが行った実験にこんな面白いものがありました

野菜の腐敗実験です

~用意したもの~

有機肥料も農薬も使われていない野菜A

肥料が使われている野菜B

これらを別々に瓶に詰め、10日ほど放置

結果

肥料を使っているBの野菜=腐った水になった

肥料の無いAの野菜=発酵した酢になった水になった

河名さんによれば、「最終的には、どちらも水になって地球に還っていく」と説明していますが、「たどるプロセスが異なっていた」と言います

腐るプロセスと枯れて自然に戻っていくプロセス・・・どちらが自然の形に近いかは、後者であるに違いありません

山に入ると、秋には木々は紅葉し枯れ始めます。道端の草は黄色になって細くなったり、木の棒のようになって乾燥していきます

しわしわになって地面にくっついてロゼッタ状になって冬を越そうとするものもいます

どの草花も、腐ってドロドロになっているものは見当たりません

おそらく、自然なものは枯れていくのが本来の姿なのだと思います

私たちがスーパーで購入する野菜は、冷蔵庫に入れていても「時間が経てば腐るのが常識」と思っていますが、それは人間が造り出した不自然な食べ物の末路のようです

こんなことが、この本には書かれているのでお勧めの一冊です

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