日本に台頭するか?シェアリング・エコノミーが助長する競争社会

シェアリング・エコノミーは間違いなく日本でも台頭してくる概念でしょう。

2016年追記:予想通り、普及しましたね。

というわけでイケダハヤトです。いやー、われながら早すぎた!6年前の記事なんですね、これ。

ということで、この記事を書いてから6年。見事に予想は的中し、世界中でシェアリングエコノミー的なものが台頭してきました。

「シェアリング・エコノミー」へようこそ

ということで、NHKスペシャル『マネー・ワールド 資本主義の未来(1)世界の成長は続くのか』で特集されたシェアリング・エコノミー。

イケダハヤトさんが予想した通り、情報や空間、場所をシェアした経済が構築されつつある。イケダさんは、「ランサーズ」や「ココナラ」を例に挙げているが、確かにこれらの技術力を利用したユーザーは既に多くいると思う。

ブログを人に書いてもらうっていうのも、書く技術や想像力のシェアなんだろうね。

そして、本日、爆笑問題さんが司会をしている同番組では、AirbnbやUberを特集した。

Airbnb(エアービーアンドビー)は、保有する住宅や物件を宿泊施設として登録し、貸し出しできるプラットフォームを提供するWEBサービス。190か国超の34,000超の都市で100万超の宿が登録されている。

Uber(ユーバー)は、スマートフォンやGPSなどのICTを活用し、移動ニーズのある利用者とドライバーをマッチングさせるサービス。高級ハイヤーを配車するUber、低価格タクシーを配車するUberx、既存のタクシーを配車するUberTAXIなどのサービスを提供。

総務省 資料

同番組の中でパリ在住の男性は、自宅をAirbnb(エアービーアンドビー)に登録し、観光客に滞在場所として貸し出し年300万円超の収入を得ていた。現在では貴重な固定財源になったとのこと。

年収300万円というのは、日本の年収のどのあたりに位置するのか?厚生労働省発表の平成27年労働力調査結果では、日本人の平均年収は540万前後。(いわゆる正規雇用者)

毎日新聞の報道資料によると、

「非正規労働者が2000万人を超す中、非正規の7割が年収200万円に届かないことが、連合などのアンケートで分かった。」毎日新聞

とある。

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厚生労働省では、雇用者全体の37.5%を占める非正規雇用労働者のうち、65歳以上の割合は一段と高まっているとしている。

シェアリングエコノミーやソーシャルメディアを活用した新たな社会はどう変化していくのか。

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フランスでは、このAirbnb(エアービーアンドビー)が台頭してきたことにより、既存の観光ホテルの宿泊客が減少した。

自宅を保有する普通のサラリーマンが、部屋の一部を観光客に提供することで新たな競争が生まれた。そして、あるパリの観光ホテルは、シェアリングエコノミーの台頭によって年間20パーセントもの収益減となった。

外国の観光客たちからすれば、ホテルサービスよりも、価格の安さを選ぶ人々が少なくなかった。

一方、日本では観光客に対する自宅シェアリングはまだ普及していないが、オリンピックを控え今後のニーズは増えると予想される。

総務省では、

貸主は遊休資産を活用することにより収入を得られ、借主は所有することなく利用できるメリットがある。

と主張しているが、このような既存の商売と一般人が競合するシステムは、派遣と同じ結末になると懸念する。

誰かが持っている固定資産や技術をシェアすることによって価格の競争が生まれ、遅くなくシェアリング・エコノミーの奪い合いがはじまる。

そして、シェアリング・エコノミーからあぶれた人々が非正規労働者になり、車を持つどころか結婚さえが贅沢だと言われる社会を更に助長するだろう。

カーシェアリングが始まった時、良いシステムだなと感じた。けれど、結局は車を1人1台持つ社会の方がはるかに経済効果がある。

 

シェアリング・エコノミーを実践するなら、個人的には乗り遅れない方が良いと思うが、社会的には仕事の奪い合いになるのだろう。と感じた。

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